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佐賀的超級阿嬷(6)
では、はじめましょう!
佐賀的超級阿嬷
故事講述了在8歲那年,小主人公德永昭廣離開家鄉廣島,來到佐賀的鄉下老家。這裡沒有玩具,這裡沒有朋友,甚至連送他來的媽媽也轉身離開,迎接德永昭廣的隻有低矮破舊的房屋,以及獨立撫養了七個兒女的超級阿嬷。剛來阿嬷家的德永昭廣無法适應這裡的寒酸生活,但随着時光的流逝,德永昭廣漸漸體味到了與阿嬷在一起生活所得到的幸福。
——島田洋七
06
佐賀的超級阿嬷(6)
「じゃあ、おばちゃんは、これで帰っけんね……お母さん、あとはよろしくね」
おばちゃんは、やっぱり後ろめたかったのだろう。
家にあがりもせず、そそくさと帰って行ってしまった。そして、俺とばあちゃんは、初対面同然のまま、いきなりふたりきりになってしまったのだ。
"姨媽要回去喽……媽,我過兩天再來看你。"
可能姨媽還是有些心虛,她沒進屋,就匆匆離去了。我和初次見面的外婆,就這麼突然陷于獨處狀态。
その時の俺は、幼いながらも次のようなやさしい言葉を期待していたと思う。
「よう來たね。おはら、すいとらんか?」とか、「寂しかろうけど、おばあちゃんと頑張ろうね」とか。 ところが、ばあちゃんが初めに言ったひと言は、「ついといで」だった。
雖然我那時還小,卻也期待着親切的問候,比如:"來了真好,肚子餓不餓啊?"或是:"雖然會寂寞,但是要和阿嬷一起努力哦!"可是,外婆第一句話卻是:"跟我來!"
そして、すたすたとかってぐちから外へ出て、はなれのこやへと向かったのだ。畳二畳分くらいしかない小屋の中には、大きなかまどがデン!とあるばかり。
何か何だか分からず、ぼんやりしている俺に、ばあちゃんは、
「明日から、昭広がごはんを炊くんやけん、よう見ときんしゃい」
そう言うと、かまどに火をおこし始めたのだった。
她大步跨出後門,走向旁邊一間小屋。隻有兩個榻榻米大的小屋裡面,有一個大爐竈。我還搞不清楚究竟是怎麼回事,外婆就對我說:"從明天開始,你就要煮飯了,好好看着!"說完,開始給爐竈生火。
ばあちゃんの言った言葉は聞こえていたのだが、それがどういうことなのか、その時の俺には、全く理解できなかった。俺は、ただただ、ぼーっと、ばあちゃんが火を起こして、藁や闆きれなんかを放り込んで火加減を調整するのを見ていた。しばらくしてばあちゃんが、
「どれ、やってみんしゃい」
我雖然聽見了外婆說的話,但完全不理解那是什麼意思。我呆呆地看着外婆生火,她把稻草和木片扔進爐門裡,調着火勢。過了一會兒,外婆說:"來!你試試看。"
と、今まで自分が使っていた火吹き竹を差し出して言った時も、差し出されるままに竹を受け取って、訳が分からないまま[フーフー]やった。
だんだんと、俺の頭の中は、
「なんで、こんなことしないといかんのやろう。僕が飯を炊くってどういうこと?」と疑問符でいっぱいになっていった。
說着,把她剛才用來吹火的竹管遞給我。我接過竹管,莫名其妙地"呼---呼---"吹着。我的腦中充滿了疑惑。"為什麼非得吹這個不可?我要自己煮飯,這是怎麼回事?"
でも、はあちゃんは橫からうるさく口出しする。
「それじゃ、強すぎると」
「あんまり、間が開いたら消えてしまうよ」ばあちゃんに言われるままに[フーフー]やっているうちに、やがて、俺は、火をおこすことだけに一生懸命になった。
可是,外婆還在旁邊啰唆個沒完:
"那樣太用勁兒了。"
"時間隔太久,火就熄啦!"
我照外婆指示,"呼---呼---"地吹着,專心緻志地燒火。
疲れて吹く息が弱まると、火が消えそうになる。
あわてて、また懸命に「フーフー」やる。
でも、あまり強いと火の粉が上がって、煙たくて熱い。
そして、燃える炎と向き合っているうちに、幼い俺にも、ここで暮らさなければならないのだということが、何となく実感されてきた。
當我累了,吹出的氣流弱了,火苗眼看着就要熄滅。我趕忙又拼命"呼---呼---"地吹。可是吹得太用勁,火花四濺,濃煙滾滾,把我嗆個半死。面對熊熊燃燒起來的火焰,年幼的我心裡有些明白:我必須在這裡生活了。
それはもう、どうしようもないことなのだということが。煙たくて、悲しくて、涙が、後から後からあふれ続けたが、それが八歳の俺が突きつけられた現実というものだった。
這已是無可更改的事實了。被濃煙一嗆,加上悲傷,淚水泉湧而出---這就是八歲的我突然必須面對的現實。
本期主播
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主播/kasumi
小編/小小銘
責編/日語之聲
欄目/佐賀的超級阿嬷
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